行政書士試験は独学で合格が難しい理由〜効率が良い勉強法とおすすめの学習方法

本記事では、行政書士試験についての

• 過去10年間の合格率推移データ
• 年代別の合格率推移データ
• 行政書士試験の概要
• 効率の良い勉強方法

このような項目に分けて徹底検証しております。

行政書士試験の合格率推移（過去10年間）

年度	受験者数	合格者数	合格率
平成24年度	59,948人	5,508人	9.1％
平成25年度	55,436人	5,597人	10.1%
平成26年度	48,869人	4,043人	8.2%
平成27年度	44,366人	5,820人	13.1%
平成28年度	41,053人	4,084人	9.9%
平成29年度	40,449人	6,360人	15.7%
平成30年度	39,105人	4,968人	12.7%
令和元年度	39,821人	4,571人	11.4%
令和2年度	41,681人	4,470人	10.7%
令和3年度	47,870人	5,353人	11.18%

過去10年間の平均合格率
11.2%

行政書士試験の年代別合格率推移

10代〜60代の方まで幅広い年代の方が受験されている行政書士試験ですが、年齢別の受験者数と合格者数、それに伴った合格率までまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

10代の行政書士受験者数と合格率推移

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和元年度	545人	45人	8.2％
令和2年度	590人	53人	8.9％
令和3年度	600人	45人	7.5％

10代の3カ年平均合格率
約8.2％

20代の行政書士受験者数と合格率推移

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和元年度	6,728人	862人	12.8％
令和2年度	7,565人	1,171人	15.4％
令和3年度	8,177人	1,112人	13.5％

20代の3カ年平均合格率
約13.9％

30代の行政書士受験者数と合格率推移

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和元年度	9,014人	1,213人	13.4％
令和2年度	9,367人	1,290人	13.7％
令和3年度	10,550人	1,520人	14.4％

30代の3カ年平均合格率
約13.8％

40代の行政書士受験者数と合格率推移

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和元年度	10,716人	1,230人	11.4％
令和2年度	10,713人	1,057人	9.8％
令和3年度	12,576人	1,374人	10.9％

40代の3カ年平均合格率
約10.7％

50代の行政書士受験者数と合格率推移

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和元年度	8,391人	847人	10％
令和2年度	8,899人	652人	7.3％
令和3年度	10,591人	949人	8.9％

50代の3カ年平均合格率
約8.7％

60代の行政書士受験者数と合格率推移

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和元年度	4,427人	374人	8.4％
令和2年度	4,547人	247人	5.4％
令和3年度	5,376人	353人	6.5％

60代の3カ年平均合格率
約6.7％

最後に10代〜60代の平均合格率をグラフ化してみました。

このデータの通り、行政書士の難易度は国家資格の中でも高いほうですが、法律系の国家失格の中では比較的低いレベルなんですよね。難易度についてもっと詳しく情報が欲しいという方は、以下の記事にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

行政書士の試験概要

行政書士試験の合格基準点

• 行政書士の業務に関し、必要な法令等科目の点数が122点以上
• 行政書士の業務に関する一般知識等科目の点数が24点以上
• 行政書士試験全体の点数が180点以上

行政書士試験の試験科目別問題数と配点表

合格基準点を知った後は、各問題別の配点が知りたくなりますよね？以下にまとめておりますのでぜひ参考にしてください。

法令等の試験科目

出題方式	問題数	満点	1問あたりの点数
択一式　5肢択一式	40問	160点	4点
択一式　多肢選択式	3問	24点	8点
記述式	3問	60点	20点

一般知識等

出題方式	問題数	満点	1問あたりの点数
択一式　5肢択一式	14問	56点	4点

行政書士試験合格に向けた効率の良い勉強法

例年合格率に変動はあるものの、効率的に実力をつける勉強方法は「満点を狙わずに合格基準の点数を取ること」で効率よく勉強をしていくのが良いでしょう。

どの資格にも共通して言えることですが、試験には必ず”合格基準（合格点）”が定められています。もちろん行政書士試験も合格基準があります。

1. 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の点数が122点以上
2. 行政書士の業務に関する一般知識等科目の点数が24点以上
3. 行政書士試験全体の点数が180点以上

試験勉強を始めると、全ての範囲を完璧にした上で試験に臨まなければ！と考えがちですが、実際は満点を取らなくても上記１、２、３の要件を満たせれば行政書士に合格することができます。

正直なところ、行政書士の学習範囲はかなり広く膨大となるため、全てを学習しようと思うとかなり大変になります。

そこで必要になるのが”合格基準をクリアするための勉強法を身につけること”です。

行政書士試験で出題数が多く、比較的得点しやすい科目が”法令関係”の問題です。まずは法令系を中心に学びながら一般知識系を学んでいくスタイルが良いでしょう。

行政書士試験は独学での合格は難しい

ここまでお話ししてきたことから、行政書士試験は独学で合格できないわけではありませんが、かなり難しいでしょう。

独学のメリット・デメリット

独学の メリット	独学の デメリット
自分で自由に勉強ができる 参考書以外の費用がかからない 「独学だから落ちても失うものなし！」と楽観的に勉強ができるのでノンストレス	勉強法が合っているのかわからない 試験対策など自分で考えなくてはならない 自分でスケジュール管理をしなければならない

独学も多くのメリットがありますが、逆にデメリットもあります。

そこで活用していきたいのが「通信講座」です。

通信講座のメリット・デメリットを表にまとめたので参考にしてみてください。

通信講座のメリット・デメリット

通信講座の メリット	通信講座の デメリット
実績に基づいた勉強法で学ぶことができる 学ぶポイントがわかるので効率よく勉強ができる スケジュール管理をしてくれる 試験対策をしてくれる 自分にプレッシャーを与えて頑張れる	費用がかかる 落ちた時にショックが大きい

難関国家資格になればなるほど、独学での学習が難しいのでこれらを活用していくのが合格への近道です。しかしながら、どの通信講座を受講すれば良いのか？迷ってしまうかと思います。

行政書士試験におすすめの通信講座を2つご紹介

1. 短期合格を狙いたい人向け
2. しっかり時間をかけて合格を狙いたい人向け

この２ジャンルに分けてご紹介して行きますので、ぜひ参考にしてみてください。

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• 大学受験指導塾での講師経験
• 大手行政書士受験指導校で指導経験
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